12/31/2025

エロストラかくかたりき。「私は瓶底の方が好きなのじゃ」③

今までシステムの利点ばかりを強調してきましたが、技術的な誠実さを担保するために、以下の「トレードオフ」や「課題」についても開示しておく必要があります。

・「ニュアンスの消失」問題 ”どーじんらうんじ”が行っている「タグの正規化(名寄せ)」は早い話が「情報の圧縮」です。 まさにこの「フォークソノミー(混沌)」を「タクソノミー(秩序)」に変換する作業と言い換えられます。 フォークソノミーを「管理されていない劣ったもの」として切り捨て、タクソノミー(管理されたタグ)を「完全な正解」とすれば、以下のリスクが現れます。

フォークソノミーの真価は、管理者が思いつかないような「ユーザーの文脈(User Context)」が発見される点にあります。

例えば、「実用性あり」「抜けゲー」といったタグは、公式のタクソノミー(ジャンル分け)からは決して生まれません。

「黒縁メガネ」と「瓶底メガネ」を全て「メガネ」というMaster Tagに統合した場合、検索の再現率(Recall)は上がりますが、特定のフェティシズムを持つユーザーにとって重要な「細部の違い(Specificity)」という情報量は失われます。

エロストラ「瓶底はどこなのじゃ~!」

これらを全て「正規化できないノイズ」として切り捨ててしまうと、「熱量」や「隠れた需要」を見つける手がかりを失います。

未知のタグ(Unclassified)であっても、検索ヒット数が急上昇しているものは「注目の新タグ」として、正規化を待たずに一時的に露出させるようなロジックを実装する。 Master Tagを部分的に階層化する。(親:メガネ > 子:赤縁) あるいは検索インデックスには「元のタグ」も残しつつ、ファセットフィルタには「Master Tag」を使うといったハイブリッドな設計が将来的には必要になるかもしれません。

管理人の今後の課題を踏まえ、ここに記します。 エロストラの巻(完)